時間栄養学の視点から考えると、細胞を用いた実験においてカプサイシンの摂取が体内時計に何か影響を与えることはありませんでした。そのため、いつ食べた方がいいということは今のところ言及できませんが、体内時計を正すためには朝食をしっかり取ることが大切なので、これから暑さが厳しくなる中で食欲が落ちてきた朝、唐辛子による食欲増進を期待してもいいかもしれません。
ただし、過剰摂取は胃腸の炎症を招く原因になるので、食べ過ぎには注意。
辛さの耐性は個人差がありますが、成人のカプサイシン摂取量限界は食品安全委員会の値によると5ミリグラム/キログラム/日なので、体重60キロの方であれば300ミリグラムが限界です。また、カプサイシンの含有量は鷹の爪だと約0.3~0.7ミリグラム/1本、一味唐辛子が約20.7~149.7ミリグラム/100グラムほどですので参考にしてみてください。
時間栄養学と旬の食材