新年をご家族で迎えられた元日に、頂いた言葉が印象的でした。
「聞いてください、先生」と患者さん。
「昨日はヒレステーキと赤ワインで家族で忘年会をやりましたよ。家族にお疲れさまって言ってね。ヒレステーキ半分は食べましたね。赤ワインも1杯飲んで」
そして奥さまが、「こんなの(在宅医療)があるの知らなかった。先生は暮れもお正月もなくて大変ね。主人が帰ってきてすごく明るくなって、先生のおかげです。本当によかった」
それから1カ月余りで、この患者さんは旅立っていきました。
昔のように、自宅で最期の時間を過ごすことが当たり前になればよいと、切に願っています。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと