ブレークスルー感染が世界で増加中 ワクチン接種は本当に必要なのか?

ワクチン接種は自己判断で(C)共同通信社

「結論を言えば、ワクチンを打つメリットは依然としてあると考えています。そもそもワクチンの本来の目的は感染しても重症化しないですむことにあります。仮にデルタ株に対するワクチン効果が90%台から60%台に下がったとしても、効果を否定するものではありません。現時点ではワクチンには効果があり、新型コロナから身を守る有効な手段だと考えています」

 ワクチンの効果は東京都のワクチン接種者と新規感染者、入院者の年代別の割合を示した資料を見ると明らかだ。

 例えば、8月1日現在で65歳以上のワクチン接種者は84%(うち2回完了者は75%)。

 一方、新規感染者のうち65歳以上の割合はワクチンクーポンが高齢者に配られ始めた4月20~26日の11.4%を境に右肩下がりになり、7月27日~8月2日では2.7%に低下している。入院患者の中の60歳以上の割合は今年2月の70%が、7月28日に22%となっている。

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