そこで松生院長は15年前から大腸内視鏡検査終了後に「ネラトン」というゴムのチューブを肛門から少し挿入し、お腹を軽く圧迫してたまっていた空気をほぼ完全に抜くようにしている。そうすると検査終了後に腹部膨満感を覚えることなく、楽になって帰宅することができるという。この大腸内視鏡検査終了後のお腹のガスを抜く方法を応用したのが「腸ストレッチ」というわけだ。
「よく内科医が慢性便秘症の患者さんで腹部膨満感があるときに投与する『ガスコン』という薬がありますが、投与してもあまり効果がありません。それよりお腹が張ったときに、お腹の右側から左側へ手のひらでお腹をプッシュした方が、お腹の中のガスが抜けやすいのです。腸ストレッチは腸にたまったガスを、外部からの刺激で排出することなのです」
「腸ストレッチ」の基本となるのは、次の4パターンだ。
病気を近づけない体のメンテナンス