受験生とその家族が知っておきたいコロナワクチンの基礎知識 接種のタイミングは?

写真はイメージ(C)PIXTA

「ワクチンは打てるときに打つ方がいい。ただ、予約が取れない場合は焦らず、受験日にワクチン効果が最大となるよう接種日を調整するといいかもしれません」(林院長)

 生まれ月の関係でワクチン接種ができず、そのことを気に病む中学受験生に対しては、親が「周りがワクチンを打ってくれれば自分の感染確率も下がる」と話すのもいい。16歳未満のワクチン接種を敬遠する医師もいるため、中学受験の接種希望者は小児科医に早めの相談をおすすめしたい。

■家族は3回目の検討も

 国内外で2回目接種後に感染する人が相次いでいる。ワクチン先進国のイスラエルでは、政府が50歳以上に対し2回目接種から5カ月後に3度目を受けるよう奨励している。

 受験生と同居し、8月までに2回接種を完了した50代以上は、3度目接種を覚悟して政府の動向を見守ることだ。

 なお、ワクチン接種は重症化を防ぐためのものであり、接種しても感染することはある。大切なのはマスク着用、3密回避といった日々の感染対策であることをお忘れなく。

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