病気を近づけない体のメンテナンス

腸<下>お風呂で行うワンランク上の「腸ストレッチ」消化器内科の名医が教える

便秘がない人の方が長寿(写真はイメージ)

③右向きに寝そべり、左脇腹を左手のひらで斜め下にプッシュする。

④うつぶせになり深呼吸(腹式呼吸)する。

 これは大腸にたまったガスを、上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸の順で移行させて抜くことで、腹部膨満感を取り去るストレッチになる。この4パターンを2~3分ずつ、1日1~2回行うことで、お腹の張りや腸内環境が改善されるという。

「仕事中にお腹が張ってきたという場合でも、腸ストレッチを行うことができます。基本のストレッチの②と③を、デスクワークなら座ったまま、立ち仕事なら立ったまま行えばいい。腹部の右側から左側へ手のひらで2~3分間プッシュしてガスを左側へ移行します。そして、左脇腹を左手のひらで斜め下にプッシュすることで、ガスをS状結腸へ移行させるのです」

3 / 5 ページ

関連記事