科学が証明!ストレス解消法

缶ビールを1~2本飲むとクリエーティブ能力が高まる

ほどよく楽しむことがポイント

 さらに、アメリカ国立衛生研究所のホームズらの研究結果(2012年)によると、「アルコールを常習するとイヤな記憶を消す能力が下がる」ともいわれています。先の研究と合わせると、イヤな記憶が強化され、消却することも困難になるわけですから、“やけ酒はダメ酒”になってしまうのです。

 ストレスから逃れるためにお酒を飲む行為は、自分を苦しめるだけで逆効果。お酒は“逃げる”ためのものではなく“たしなむ”もの。ほどよく楽しむことこそ、酒を百薬の長にするポイントですよ。

3 / 4 ページ

堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

関連記事