親の傾聴と共感が「8050問題」の解決につながる 専門家が指摘

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「そこから救い出せる最強の武器が、親。どんなに優秀なセラピストでもしょせんは他人です。本気の親力には及びません」

 傾聴・共感は決して親の「義務」ではないが、それがないと立ち直りの一歩を踏み出せない成人した子どももいっぱいいる。もしやと思ったなら、まずは子どもの話に黙って耳を傾けるところから始めようではないか。高齢の親の傾聴・共感で、中年になった子どもが長年の引きこもり生活を脱し、依存や暴言・暴力といった問題が消え、社会活動に参加できるようになったケースは決して少なくない。

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