では、日本の季節性のインフルエンザと比べるとどうか? 2019~2020年にインフルエンザで医療機関を受診した感染者数は約728万人、2018~2019年は約1200万人とされる。
厚労省の人口動態統計によると、インフルエンザで死亡する「直接死」は2019年で3575人、2018年は3325人。これだと2019年の致死率は0.04%、2018年のそれは0.025%となり、新型コロナの死亡率の方がかなり高いことになる。
ただし、一般的にインフルエンザに感染したことにより持病が悪化して亡くなる「関連死」は毎年1万人程度だと言われている。この「関連死」を含めて計算し直すと、2019~2020年の季節性インフルエンザの致死率は0.17%、2018年~2019年は0.1%となる。
それでも、新型コロナの致死率は季節性インフルエンザの6~10倍となり、まだまだ新型コロナの死亡率は高く、怖い病気ということになる。
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