アロマセラピーで用いる精油には、種類ごとに特有の効能がある。たとえばスッキリしたければペパーミント、食欲抑制・代謝アップ・脂肪燃焼促進を求めるならグレープフルーツやレモン、食欲不振ならナツメグやコリアンダー。初心者に朝澤准教授がお勧めするのは、ラベンダー、オレンジ、イランイラン。
「ラベンダーはリラックス効果や不安、不眠改善に良く、オレンジは幸福感アップの効能もあります。イランイランはリラックス効果のほか、催淫作用がある。成熟期の男女にぜひ使ってほしい」
アロマは2~3種類を混ぜて使ってもOK。簡単に活用するならティッシュに精油を1~2滴たらし、身近な場所に置く。湯船に精油を1~7滴入れたり、洗面器に湯と精油1~3滴を入れ足浴をするのもいい。
「注意点としては、精油を直接肌につけない。オレンジやレモンなどは光毒性があり、使用後、日光に当たると肌トラブルが起こる可能性があるので、直射日光を避ける。妊婦や1歳未満の子供への使用は避ける。一度にたくさんアロマを使いすぎると気分が悪くなるかもしれませんので、数滴で」
さまざまな商品が出ているが、質を考えると100%天然またはオーガニックの精油を選んだ方がいい。