時間栄養学と旬の食材

ルッコラは骨を強くして貧血も防ぐ 血糖値が高い人にも良し

ルッコラ(C)日刊ゲンダイ

 イタリア料理などの地中海料理に用いられるルッコラ。ロケット、アレグラとも呼ばれ、アジア西部から地中海までを原産地として古代ローマ時代から食用されていたそうです。日本に来たのは明治時代ですが、イタリア料理、地中海料理がブームになった1990年代ごろからようやく流通してきたともいえるでしょう。

 肉の味を引き立てるための料理や生ハムと合わせたサラダなど、目にする機会も多いことと思います。栽培の仕方や土によって味が違っていて、味の濃いルッコラは葉っぱの色も濃くなります。

 そんなルッコラには見逃せない栄養素がたっぷり。中でも、紫外線から肌を守ってくれるビタミンCはホウレンソウの約2倍含まれます。ビタミンCは水に溶けやすいので、必ず切る前に洗い、水にさらす時間は極力少なくしましょう。熱にも弱いので、できるだけ生で取ることをおすすめします。

 そして、骨粗しょう症を予防するために必要なカルシウムは100グラム当たり170ミリグラムも含まれ、ホウレンソウの約3倍! 貧血予防のための鉄も、100グラム当たり1.6ミリグラム含まれていて、春菊と同程度の量。ルッコラのように植物由来の鉄はなかなか体内に吸収しづらく、ビタミンCと取ることで吸収力がアップします。両方の栄養素を含むルッコラは理想的です。

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古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学非常勤講師、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

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