コロナ収束への道<1>「いまこそ2類から5類に落とすべき」

「MYメディカルクリニック」の笹倉渉院長(提供写真)

 医療費は2類から5類に落とすと全額控除から3割負担となる。そのため反対する人もいる。しかし、それこそ政治判断で、当面は新型コロナの治療費は全額公費とする、と例外規定を作ればよい。

 重症化率・致死率が高い高齢者へのワクチン接種がおおむね終わり、12歳以上の接種回数は1億2000万回を超えた。ワクチン接種率は少なくとも50%超である。この1年半で新型コロナの研究が進み、未知の病気ではなくなりつつある。5類に落とす条件は整ってきたように見える。

▽笹倉渉(ささくら・わたる)「MYメディカルクリニック」(東京都渋谷区)院長。日本麻酔科学会麻酔科専門医。日本医師会認定産業医。インフェクションコントロールドクター。藤田保健衛生大学医学部卒。東京慈恵会医科大学附属病院麻酔科助教、公益社団法人北部地区医師会病院麻酔科科長を歴任、2016年9月から現職。

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