新型コロナワクチンの疑問に答える

ワクチンを接種しても感染して亡くなるリスクが高い人の特徴

ファイザー社製、モデルナ社製は接種後48時時間経過すれば献血可能に(C)日刊ゲンダイ

【A】「厚労省はファイザー社製、モデルナ社製のワクチンの接種後に48時間が経過すれば可能としています。ワクチンによる抗原が残っていることはほぼないと思いますが、4~5日も空ければ問題ないでしょう」
 ただし、血栓症のリスクが指摘されるアストラゼネカ社のワクチンは現在、接種後の献血が「不可」となっている。

【Q】食物アレルギーや過去にインフルエンザなどのワクチンでアレルギーがあった場合、打っても大丈夫か?

【A】「食物アレルギーやインフルエンザワクチンのアレルギーがあって、重篤な症状が出た場合は、様子を見てもいいでしょう。ただ、一般的に副反応が起きても抗アレルギー剤で対応できるので、かかりつけ医に相談してください」

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奥田研爾

奥田研爾

1971年横浜市立大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学遺伝学教室、ハーバード大学医学部助教授、デューク大客員教授、スイスのバーゼル免疫研究所客員研究員として勤務。2001年横浜市立大学副学長、10年から名誉教授。12年にはワクチン研究所を併設した奥田内科院長。元日本エイズ学会理事など。著書に「この『感染症』が人類を滅ぼす」(幻冬舎)、「感染症専門医が教える新型コロナウイルス終息へのシナリオ」(主婦の友社)、「ワクチン接種の不安が消える コロナワクチン114の疑問にすべて答えます」(発行:日刊現代/発売:講談社)のほか、新刊「コロナ禍は序章に過ぎない!新パンデミックは必ず人類を襲う」(発行:日刊現代/発売:講談社)が8月に発売される。

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