しかし、アメリカ、日本を含む世界40カ国でこれまでに2億8000万回分が接種されたとみられ、この夏の段階で会社としての評価額は11兆円に跳ね上がり、株価も1年前に比べて4倍にまで高騰しました。
現在、アメリカのコロナ感染は日本と同様に減り続けているものの、今でも1日10万人が感染しています。これまでに70万人が命を失っただけでなく、倒産や失業など多くの国民の経済的なダメージは計り知れません。
しかし、モデルナ社だけでなく多くの企業がパンデミック需要で業績を伸ばし、フォーブスの400人の資産の合計も昨年1年で4割増加したと報告されています。ワクチン・ビリオネアのリスト入りは、コロナ禍によるさらなる格差拡大の象徴として、アメリカ人に複雑な気持ちで受け止められています。
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