変性は、ある程度大きくなった筋腫にありがちな変化で、筋腫中央に血液が行かなくなって水がたまったり、硬くなったりする現象です。
それまでのんきにしていた私が微妙に焦りだしたのは、この辺りからです。ネットで子宮筋腫に“いいもの”を検索しました。
「きくらげがいい」という記事を見ては、大量のきくらげを買い込んで毎日食べ、「漢方がいい」と知れば、漢方薬局へ行ってお高い漢方を購入して必死に飲みました。
でも、再検査の結果は8センチと大きくなっていて、手術を前提に大学病院を紹介されました。改めて行われたのは、造影剤を使ったMRI、同じく造影剤を使ったCT、そしてPET-CTという3つの検査でした。
その結果、「ほぼ悪性ではないけれど、完全に良性とも言い切れない」というものでした。ドクターからも「手術でもいいし、経過観察でもいい。どうしますか?」と、決断はこちらにゆだねられました。
独白 愉快な“病人”たち