独白 愉快な“病人”たち

もし悪性だったら…モデルの理絵さん 子宮筋腫での全摘を振り返る

理絵さん(提供写真)

「ほぼ良性。でも悪性だったら……」と考え、子宮肉腫について調べてみると5年後の生存率が35%と書いてあってビックリ。「そんな怖い可能性を抱えたまま生きられない!」と思い、子宮全摘手術を決意しました。

 腹腔鏡手術だとお腹の中で腫瘍を小さく切ってから取り出すことになるので、もし悪性だったらがんがどこへ飛ぶかわからない。やるなら、開腹手術で子宮全摘しかなかったのです。

 手術のことは母親とマネジャーにしか告げずに入院しました。友人に話せば、せっかくのゴールデンウイークに「お見舞いに行かなきゃ」と気を使わせてしまうかもしれず、申し訳ないと思ったからです。

 手術前には、同様の手術を受けた経験者が書いているブログを読み漁りました。例えば「術後24時間は痛いけど、それを過ぎれば和らいでくる」といった一文にどれだけ勇気をもらえたことか。だから私も後日、入院や手術のことをブログで発信したのです。「私も明日手術します」とか「読んで安心しました」という声を今でもいただいているので、書いてよかったと思っています。

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