独白 愉快な“病人”たち

もし悪性だったら…モデルの理絵さん 子宮筋腫での全摘を振り返る

理絵さん(提供写真)

 実際に痛みのピークは術後24時間を過ぎれば和らいではきました。でも、その後もけっこうずっと痛くて、「腸が癒着しないように寝返りを打つようにしてください」と指導されるのですが、その寝返りが痛くて痛くて……。手術の翌日からは「歩きましょう」と言われました。起こされるとめまいがして吐きそうになるし、痛いのに歩かなくちゃいけなくて、大変でした。本当に少しずつしか痛みは和らぎません。

 傷口はおへその下から約9センチ。消毒のタイミングに恐る恐る見てみたら、鳥肌が立つほどすごい状態でした。でも看護師さんは「キレイですね」と言うので、「これがキレイなの?」とため息が出ました。

■同室の若い患者の涙にもらい泣き

 10日後、退院するときもまだヨボヨボでした。病院で使っていた点滴棒があると歩くのが楽なので、家でネットショッピングしそうになったくらい……退院時は歩くことすらしんどかったです。

4 / 6 ページ

関連記事