コロナだけに注意を払っていると…第6波と同時にインフル大流行の声も

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「ランセットオンコロジー」9月3日号によると、行動制限に伴う受診控えなどにより早期発見が遅れ、「肺」「子宮頚」「大腸」「前立腺」「胃」がんによる死者数は、例年に比べて2021年は14%、2022年は10%増えるとの可能性が報告されている。

 自殺も増えている。日本の自殺者数は、2019年の2万169人から2020年は2万1081人と912人増加。

 2021年の1月から7月の自殺者数は1万2452人で、2019年同時期の1万2255人より197人増加している。

 つまり、日本で最初に新型コロナの感染者が確認された2020年1月以降、自殺は1000人以上増えている計算だ。

 これらは、ほんの一例で新型コロナに目を奪われている間に危険にさらされている命はたくさんある。そのことにも目を向けるべきではないか。

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