一方、国立感染症研究所所長のファウチ博士はCNNに対し、「1日1万人以下にならなければ安心はできない」とコメント。これから気温が下がるとともに屋内での活動が増え感染が再拡大する懸念を伝えています。
リスクが高いのは現在新規感染の4分の1を占めている17歳以下の子供たちで、中でもまだワクチンが打てない11歳以下の予防手段がマスクしかないことも懸念材料としています。
またワクチン接種率も州によって差があり、接種率が低く感染率が高い州ほど学校でのマスクの義務付けがされていないことなども、今後再び感染が拡大するリスクになると考えられています。
そのワクチンですが、ファイザーに続きモデルナとジョンソン&ジョンソンのブースターショットも間もなく認可される見込みで、65歳以上と既往症を持つ人への接種が進むとみられています。
いずれにせよ、まだまだガードを緩める時期ではないというのが専門家の共通の認識です。
ニューヨークからお届けします。