コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

スマートウエアを用いた「hamon」でストレスや疲労度を計測

hamonのスマートウエア(ミツフジ提供)

 体に身に着けて使用できるタイプの端末のことを「ウエアラブル端末(デバイス)」という。そして、シャツのような「着るウエアラブル端末」を「スマートウエア」と呼ぶ。

 そのスマートウエアを用いて生体情報を取得し、企業の従業員らの体調管理に役立てることができるのが「hamon(ハモン)」だ。開発したのは繊維・ウエアラブルIoT企業「ミツフジ」(本社・京都府)。どんなヘルスケア・システムなのか。同社・プロダクト部の松本健志主任が言う。

「hamonのスマートウエアには、胸の部分に『銀メッキ導電性繊維』が編み込んであります。そこが電極となり、ウエアに装着した小型トランスミッターから心拍の波形データが、ブルートゥースでスマホアプリに送信されます。そして、アプリ内のアルゴリズムで解析された4項目の体調に関するリスクがスマホ画面に表示されます。これらの解析結果は、すべてクラウドにより管理者画面で遠隔モニタリングができます」

1 / 3 ページ

関連記事