コロナ禍の運動不足とストレスが女性の尿漏れリスクを高めてしまう

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 締める感覚がわからないままに行うと効果が薄れるので、その感覚をつかむために、あおむけになり、指の第1関節までを腟に入れ、締めたり緩めたりする。腟が指に吸い付く感覚があれば正しく締められている。

「GSM対策もぜひ行ってください。デリケートゾーンが萎縮して乾燥するため、保湿剤を指につけ、第1関節から第2関節辺りまでを膣に入れて塗る。保湿剤は、肌が特に弱くなければ日々のボディーケアやフェースケアに使っているもので構いません。かゆみが出る場合はデリケートゾーン専用の保湿剤があるので、それを使ってください」

 尿漏れ対策は、セルフケアが効果を発揮する。

「3カ月間、正しい骨盤底筋トレーニングとデリケートゾーンの保湿を続ければ症状がかなり改善します。それでも80%の満足を得られなければ、女性の尿漏れを診ている医療機関を受診してください」

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