新型コロナ第6波前だからこそ口腔ケアはしっかりやりたい 中高年はとくに必要

写真はイメージ

「新型コロナでしばらく通院されなかった患者さんで目立つのは冷水痛です。知覚過敏とも呼ばれ、虫歯や歯周病、歯の磨き過ぎ、歯ぎしりなどで歯の表面を覆うエナメル質や歯の根の表面を覆うセメント質が削れたり欠けたり歯茎が短縮して、内面の象牙質が露出したことでしみる症状です」

 歯ぎしりなどがひどい人の中には、就寝時にマウスピースを装着する人がいるが、1年以上マウスピースの調整をしないことで不定愁訴に見舞われる人もいるという。

「睡眠時間は変わらないのに熟睡感がなく寝不足に感じたり、肩こり、あごの疲労感、側頭筋の緊張による片頭痛などを訴える患者さんが多いように思います」

■唾液は細菌やカビの増殖を抑える

 新型コロナ禍で大人の虫歯も着実に増えている。

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