新型コロナ第6波前だからこそ口腔ケアはしっかりやりたい 中高年はとくに必要

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 とはいえ、新型コロナ禍前に通っていた職場近くの都心の歯科医院は感染が怖いから自宅近くの医院に変える、というのもいい考えとはいえない。

「長く通った歯科医院は患者さんの生活スタイルを知っていて、歯磨きの癖やどんな口腔内トラブルになりやすいかをわかっています。なのに、歯のケアがより重要な年齢になって主治医を代えるのは得策ではありません」

 たとえば、歯科医院を変えたところ歯石や歯垢の除去は歯科衛生士が担当するようになったというケースも少なくない。

 経験豊富な歯科医師は歯茎の下の歯石や歯垢を掃除してくれるが、入れ替わりが激しい歯科衛生士はリスクの少ない歯茎の上の除去しかしない場合もあるという。

「歯科医院は衛生管理が徹底しており、私が知る限りクラスターが発生したことはありません。変に怖がって歯の治療を避ける方がよほど問題があります。とくに今は感染リスクも低く、受診にはもってこいですので、積極的に歯のケアをしていただきたいと思います」

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