中医学において頭痛は3つのタイプがあります。
まず「気巡り不良頭痛」。ストレスや緊張により、気の流れが滞ることによって起こる頭痛です。チクチクとした痛みで、ストレスがかかるとてきめんに痛みがひどくなるという特徴があります。また、イライラする、目の奥が痛い、ガスやげっぷが多いといったトラブルも見られがちです。
改善のためには、気を巡らせる作用のある食材を取り入れましょう。大根、青じそ、三つ葉、パセリ、ハーブ類、ゆずやすだちなどの香酸かんきつがおすすめです。
2つ目の「血巡り不良頭痛」は、長時間のデスクワークや冷房が効きすぎた部屋に長時間いたりすることで、血の巡りが悪くなって起きる頭痛です。頭がガンガンと割れるように痛み、同じ場所が痛むといった特徴があります。また、日中より夜間に悪化しがち。肩や首のこりもひどく、関節痛や冷えといった症状も見られます。このタイプは血行を促進する食材を取り入れることが大切です。黒豆、タマネギ、ピーマン、サバ、サンマ、アジが改善に役立ちます。また、手軽に取り入れるならザーサイがおすすめです。
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