実は私がいまの補聴器の仕事を一生のものにしたいと思ったきっかけは、学生時代からずっと苦手にしていた電話が、イヤホンをして両耳から声が聞こえるようになると驚くほどスムーズに電話ができるようになった経験からだったんです。
それまでは、電話で会話ができないのは自分の性格が暗いからなのかなとか、社交性がないからではなど、人に言えず悩んでいました。そうではなく、単に聞こえにくかっただけ。聞こえやすくしたら電話の苦手意識が消えました。この体験から、世の中には人知れず聞きづらさを抱え悩んでいる人がいるはずであり、そしてそんな人たちを補聴器がサポートできるのではと思ったのでした。
ツールを使えば、今まで感じていた不便さが驚くほどスムーズになる。そんな思いを伝えたくてこの仕事をしています。
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