独白 愉快な“病人”たち

元ソフトバンク攝津正さん白血病との闘いを語る「鼻血が5時間止まらなかったことも」

攝津正さん(提供写真)

■「万が一」という言葉が身近になった

 白血病に関しては、薬によって寝汗もかかなくなりましたし、鼻血も出なくなりました。血が止まらなかったのは、やはり白血病の影響だったようです。でも、そもそも血管が傷つきやすい骨の形をしていたみたいで、じつは数カ月前に鼻の手術をしました。鼻血の原因となる骨を削って、真っすぐにしたことで鼻血はほとんどなくなりました。

 今は特に何の問題もなく普通に生活できています。がんは、ほんのまれに細胞が変化することがあるそうですが、変化せず今の安定が続けば、ずっと同じ薬で大丈夫だそうです。

 そして何年か経過してずっと数値が良ければ、薬を一度やめてみる場面がきて、さらにその後も数値が良ければ完治になると聞きました。その可能性に向かって日々を過ごしています。

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