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コロナ禍でアメリカのドラッグ過剰摂取死が激増 CDCが報告

写真はイメージ(C)PIXTA

 特にゾッとするのは、10代に人気のSNSスナップチャットを通じて売られたフェンタニル入りの錠剤を摂取した若者が相次いで亡くなったケースです。スナップチャットはAIを使ってドラッグディーラーを取り締まるとしていますが、どれほどの効果が上がるのだろうかという懐疑的な声も少なくありません。

 すべてがオンライン化し人々が孤立する中で増え続けるドラッグによる死は、場所も年齢も選ばない、もうひとつのコロナ禍としてアメリカを震撼させています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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