科学が証明!ストレス解消法

始業時間を1時間遅らせれば睡眠時間が長くなり成績が向上

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 基本的に人間は朝、光を浴びることでストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールを分泌します。それによって脳が動き始めるのですから、朝日をきちんと浴びないと体内時計に悪影響が出てしまいます。それが続くとストレスや不安に襲われやすくなってしまいます。

 ただし、夜型をやめなさいとは言えない事例も。イタリアのサクロ・クオーレ・カトリック大学のジャンピエトロとキャバレラは、バラバラの年齢層の男女120人に夜型か朝型かアンケートに回答してもらった上で、創造性や思考力を試すテストを行いました。すると、夜型の人ほど高いスコアを残せたのです。“ジブン時間”を効果的に使うことが大事なのでしょう。ですが、夜更かしが不摂生になると心身ともに悪影響。睡眠時間だけはきちんと確保するように。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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