セカンドミール効果に注目 夕食2時間前のおやつは食後血糖値の上昇を抑える

2時間前ならポテチでもセカンドミール効果あり(C)日刊ゲンダイ

 血糖値は、携帯型の持続血糖値測定装置「Free StyleリブレPro」(Abbot)で調べ、時間ごとの血糖値、AUC(血糖上昇曲線下面積)、最大血糖値上昇を解析した。

 その結果、夕食2時間前の17時のおやつでは4種すべてで夕食時食後血糖値上昇の抑制が確認されたという。

 また、夕食時AUCは、揚げ黒豆以外の群はおやつなしに比べて有意に低かった。AUCとは、時間経過に伴う血糖値増加量の面積を指し、食品の血糖値上昇を比較する指標として用いられることが多い。AUCが低いことは、一般に糖質の吸収が抑えられたことを示す。

 一方、夕食4時間前の15時のおやつではフルーツグラノーラと焼き芋で夕食時食後血糖値上昇の抑制が確認された。夕食時AUCも同様で、フルーツグラノーラと焼き芋の場合はおやつなしに比べ有意に値が低かった。

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