冬に向けて取り入れたい「糖尿病を悪化しない生活習慣」のコツは、いずれも耳にタコができるほど聞いたことがある内容だと思います。
■プチ断食より日常食の見直しを
1日3食、バランスの良い食事を取る、望ましくは、朝食は多め、夕食は少なめ。穀物や野菜が少なく、糖質、脂質に偏った食事を短時間で済ますと血糖値が一気に上下する血糖値スパイクが起こり、血管を傷つけ、脳梗塞、心筋梗塞のリスクを上げます。メニューのうち、炭水化物や脂分の多いものが占める割合は少なめにする。お肉を食べるときは、たっぷりの野菜と食べたり、しゃぶしゃぶや蒸し料理にして脂分を落とすのもいいでしょう。
甘いものは脳の疲労回復、ストレス軽減になります。アルコールもリラックス効果がある。ですから適量であれば問題ありません。ただし、甘いものを食事代わりにしたり、眠れないからと寝酒をしたりするのはお勧めしません。甘いものやアルコールが好きな人は、上手にそれらと付き合っていくようにしてください。
進化する糖尿病治療法