これらの調査の結果、より多くの汚い言葉を使っている人たちが、実生活では正直であると示されたのです。口は汚いかもしれない。しかし、思ったことをそのまま言うからこそ誠実でもある。そう考えると、過度に自己嫌悪に陥る必要などないのです。
ただし、東フィンランド大学のトルパネンらの研究(2014年)によれば、「普段から他人を貶めたり、批判するような言葉を発したりすると、認知症のリスクが3倍も高くなる」ことが示唆されています。これは高齢者を対象にした実験ですが、若い時分から罵り言葉が当たり前になると癖になり、リスクは高まります。
冷笑はよくないですが、誠実さに裏付けされているキツい言葉は、一概に“暴言”とは言い切れない。もし、あなたが我慢できずに粗暴な単語を発しても、過度に自己嫌悪に陥らないようにしてください。それは時に誠実の裏返しでもあると考えましょう。
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