コロナ禍で人気に拍車「カラコン」による目のトラブルには要注意

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 そのうち75件はカラコンによるものだったという。なかには治療に1カ月以上要した事例も6件あった。

「本来、カラコンを含むコンタクトレンズは高度管理医療機器であり、法律に基づき品質、有効性及び安全性が確認され国に承認されたものを適正に使用しなければなりません。そうでなければ重篤な眼障害を起こす可能性があります。ところが、視力補正を目的としないカラコンのなかには海外から輸入され、インターネットなどによって販売されているものがあります。これらは国内承認を得ていない製品もあり、トラブルがあっても製造元に連絡することは難しく、補償もありません」

 カラコンでのトラブルで多いのは「色素沈着」と「酸素透過性不足」だ。

 色素沈着はカラコン装着中にレンズの着色剤が角膜にくっついてしまうトラブル。そのまま使い続けると、角膜に炎症が起き、痛みや充血などのトラブルが起きる。

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