新型コロナワクチンの疑問に答える

国内で確認された「オミクロン株」はどのくらい脅威なのか

国内で新型コロナウイルスの「オミクロン株」が初確認されたことを伝える電光ニュース(C)共同通信社

【A】「政府の見解からも重症化の有無など実態が判明するまでは、感染国からの流入を禁止し、積極的なPCR検査で陽性者を特定した上で濃厚接触者も含めて14日ほどの隔離が必要であると思います。ワクチンについては予防効果があると推測していますし、打たないよりは打った方がいい。デルタ株が流行した時も、アルファ株でつくったワクチンが効いて、重症化はしなかった。これと同じケースになると思います。とはいえオミクロン型のワクチンも早急に作るべきでしょうね」

◆10月28日に連載が単行本になりました。3回目の接種や子どもたちの接種など、まだまだ知りたい情報をQ&A形式で答えます。

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奥田研爾

奥田研爾

1971年横浜市立大学医学部を卒業後、米国ワシントン大学遺伝学教室、ハーバード大学医学部助教授、デューク大客員教授、スイスのバーゼル免疫研究所客員研究員として勤務。2001年横浜市立大学副学長、10年から名誉教授。12年にはワクチン研究所を併設した奥田内科院長。元日本エイズ学会理事など。著書に「この『感染症』が人類を滅ぼす」(幻冬舎)、「感染症専門医が教える新型コロナウイルス終息へのシナリオ」(主婦の友社)、「ワクチン接種の不安が消える コロナワクチン114の疑問にすべて答えます」(発行:日刊現代/発売:講談社)のほか、新刊「コロナ禍は序章に過ぎない!新パンデミックは必ず人類を襲う」(発行:日刊現代/発売:講談社)が8月に発売される。

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