コロナワクチン接種で「不正出血」が起こる? 専門家に聞いた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 12歳以上のワクチン接種も始まっている。思春期で不正出血があった場合は、どうすればいい?

「思春期は女性ホルモンのバランスが崩れやすく、もともと不正出血が起こりやすい。出血量が多かったり、1週間以上続くなら婦人科に相談してください」

 内診を不安に思う人がいるかもしれない。病院によるが、思春期の女子には内診以外の検査を優先しているところもある。問診票に「内診は極力避けたい」と記入しておく手もある。

 なお、厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会)への医療機関からの副反応疑い報告(今月3日時点)は、最も接種者数が多いファイザー製で性器出血(子宮出血)2件、重度月経出血3件、性器出血(性器出血)9件。女性の推定接種者数約8900万回中なので、割合としては非常に少ない。

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