子供の「いびき」に要注意! 口呼吸が顔の発育を妨げキレやすい性格に

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 次に、OSAだ。

「成人のOSAの多くは肥満が引き金となりますが、子どもでは鼻の奥の咽頭扁桃(アデノイド)や口蓋扁桃の肥大でOSAが起こりやすい。また、アレルギー性鼻炎があると、OSAを発症しやすいことも分かっています」

 アデノイドや口蓋扁桃の肥大と、アレルギー性鼻炎の両方で口呼吸になっている子どもも少なくない。これらでOSAになり、顔面の発育が妨げられて、OSAが成人以降も持続するケースも多い。

「口呼吸をしているかどうかは、いびきのほか、口元が緩んでいる、口が開いていることが参考になります。また寝返りを頻繁に打つ、早く寝ているのに朝スッキリ起きてこない、睡眠時間は十分なのに昼間に居眠りをよくする、などではOSAを合併している可能性をチェックできます。年齢が低いほどアレルギー性鼻炎の症状があっても自分から言い出せませんし、ましてや口呼吸をしているかは自覚できない。親が確認するしかありません」

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