毛細血管を手っ取り早く増やすために筋トレをするなら、大きな筋肉を鍛えるのがセオリーになる。板倉名誉院長が勧めるのは、太ももの裏側の筋肉の「ハムストリングス」と、お尻の筋肉の「大臀筋」を一緒に鍛えることができる「スクワット」だ。
■スロースクワットのやり方
①足を肩幅より少し広めに開き、腕を胸の前で交差(組む)する。
②5秒かけて、息を吸いながら、ゆっくりと膝を曲げる。膝がつま先の真上にくるまで曲げる。お尻を少しだけ突き出すと、太ももに力が入る。
③いったん息を吐き切り、5秒かけて息を吸いながら、ゆっくりと膝を伸ばす。膝が伸び切らない状態のまま、息を吐き切り、再び曲げる動作に入る。
血管老化を防ぐ有酸素運動と無酸素運動の組み合わせ。少しずつでも実践してみよう。
病気を近づけない体のメンテナンス