科学が証明!ストレス解消法

どんな性格の人でも他人の幸せを願うと自分が幸せになれる

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 むしろ、ひがみや恨みを募らせるよりも、自分のことを好意的に思っている人に対して幸せを願う気持ちを持つ方が大事です。米アイオワ州立大学のジェンタイルらの研究(2019年)に、「他人の幸せを願うと自分も幸せになれる」というものがあります。496人の大学生を対象に、彼らに12分間にわたって大学構内を歩いてもらい、その際にすれ違う人に対して、心の中で“あること”を考えてくださいと伝えました。そのあることの内容を、次の4つのグループに分けました。

【グループ1】その人が幸せになってほしいと優しい気持ちを抱く

【グループ2】その人と自分にはどんな共通点がありそうか考えてみる

【グループ3】その人より自分のほうが優れていそうな点はどこかを考える

【グループ4】その人の服装や持ち物について考察してみる

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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