ワクチン接種とも関係あり?コロナ禍で「帯状疱疹」が増加している

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 帯状疱疹後疼痛は、神経が障害されたためにその神経興奮が脳に伝わって「痛い」と知覚されるもの。水膨れや発疹といった皮膚の症状が消えても長期間にわたり痛みが続く。帯状疱疹が重症化した人、高齢者はより帯状疱疹後疼痛が起こりやすいので注意だ。

「鎮痛薬は良くないと、帯状疱疹の痛みがあっても飲まずに我慢する人がいます。しかしそれは症状を長引かせ、帯状疱疹後疼痛を招く恐れがあります。少しでも痛みがあれば、迷わず飲むべきです」

 帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症するといわれている。予防策として帯状疱疹ワクチンがある。患者数が増加する50歳以上が対象だ。その年齢に該当するなら、コロナを機に帯状疱疹ワクチン接種を検討してはどうだろう。

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