科学が証明!ストレス解消法

悲しいときに無理して笑うと、さらにブルーになるだけ

泣きたいときには泣けばいい(写真はイメージ)/(C)日刊ゲンダイ

 最初に、108人の被験者に対して、「今日1日でどれくらい笑顔になったか?」に加え、「気分がいいときに笑うと思うか? それとも気分を良くするために笑うと思うか?」という2択の質問に答えてもらいました。その上で、「自分の人生にどのくらい満足しているのか?」というアンケートにも回答してもらいました。

 次に、別の63人を被験者とし、さまざまな写真を提示し、「面白い写真を見つけたら笑ってください」と指示。最後に、これまた異なる被験者85人に対して、「自分が幸せを感じて笑顔になる状況をリストアップしてください」と伝えた上で、各被験者の人生の満足度を調査しました。

 3つの実験を分析した結果、「幸福を感じていないときに笑う被験者は、笑顔をつくると逆に気分が落ち込みやすくなる」と分かったそうです。さらに、「幸福を感じているときに笑う被験者は、笑顔になると気分がよくなる」ということも分かったといいます。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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