認知症を予防する補聴器のすべて

会話の内容を覚えていない…認知症を疑う前に耳をチェック

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 見かねた娘さんの勧めで当店で補聴器を購入していただき、3カ月のトレーニングを終えると、ゆっくりであれば会話が理解できるようになり、主体的に聞く姿勢を持つようになったとか。最近は、後ろから娘さんが「携帯持った?」と声をかけると、ポケットをポンポンと叩いて知らせてくれることもあるそうです。

 難聴を、認知症と誤認されるケースは少なくありません。もし実家に帰省した際、両親の様子がおかしいな? と思ったら、難聴の可能性も視野に入れ、耳鼻咽喉科を受診するか、お近くの補聴器販売店に一度ご相談されてはいかがでしょうか。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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