嗜好品には糖分が多く含まれていて、摂りすぎると血糖値が急激に上がってしまいます。この上がった血糖値を正常に戻そうとインスリンというホルモンが分泌されるのですが、そのインスリンが多量に出すぎると、今度は血糖値が急激に下がって逆に低血糖の状態になり、眠気が出てきたり、ボーッとしたりやる気がなくなってしまうのです。このような血糖値の急激な上がり下がりのことを「血糖値スパイク」と呼んでいます。
低血糖の状態になると、今度はノルアドレナリンというホルモンを分泌して血糖値を回復させようとします。ノルアドレナリンは体にストレスがかかった時に対応してくれるホルモンなのですが、実際にかかっているストレスに加えて、甘いものを摂りすぎたことによる低血糖によってノルアドレナリンがたくさん出ると、余計にイライラしたり、焦ったり、落ち着きがなくなったりしてしまうのです。ですから、受験生は極力お菓子を控えることです。
受験生の食事術