幸先の良いスタートを切るための正月食事術

おせち料理は糖質と塩分が多い 糖尿病とその予備軍は要注意

おせち料理は糖質と塩分が多い

 お正月といえば「おせち料理」。1年の始めに来られる歳神(としがみ)様に供えるもので、豊作や家族の繁栄を願う特別な料理です。めでたいものですし、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いのではないでしょうか。

 お節料理は家庭によって味付けに違いがあり、食べる量にもよるのですが、主なおせち料理一人前の食塩/糖質の目安は以下の通りです。

●田作り(10g:0.7g/3g)
●栗きんとん(40g:0.1g/21.4g)
●昆布巻き(30g:1.7g/8.4g)
●黒豆(20g:0.2g/16.5g)
●伊達巻(2切れ:1.0g/11g)
●数の子(25g:0.6g/1.58g)
●かまぼこ(2切れ:0.6g/2.2g)
●紅白なます(30g:0.2g/9g)
●筑前煮(一皿=1.84g/17.47g)

1 / 3 ページ

古谷彰子

古谷彰子

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

関連記事