3回目の接種に備える 新型コロナワクチン8つの疑問(後編)副反応はひどくなる?

初回と違うメーカーのワクチンを接種することを「交互接種」という(C)ロイター

 ニューヨーク在住のジャーナリスト・シェリーめぐみさんは、すでに3回目を接種済みだ。

「周囲に話を聞くと、2回目と副反応はほぼ同じ。疲労感と筋肉痛が一番多く、発熱、頭痛、悪寒など2回目がひどかった人は、3回目も重かったと話していました。ただ、ほとんどの人が2~3日で症状が改善しています。なお、交互接種で副反応がひどく出た、または軽減したとの研究結果はなく、そういった声も聞いていません」

⑦今後4回目の接種はあるのか。毎年接種になる?

「今のmRNAワクチンの効果の持続期間、新たな変異株の出現、現時点での重症化や死亡リスクなどを考えると、3回目接種から6カ月後に4回目が始まるケースは十分にあり得ます。現在、数十年間、免疫が持続する天然痘ワクチンに新型コロナの遺伝子の一部を組み込んだワクチンが日本で開発されています。一度接種すれば、長期間にわたって免疫機能が維持されると期待されます。そうした新たなワクチンが登場したり、ウイルス自体が大幅に弱毒化しない限り、今後は毎年6カ月ごとの接種になる可能性もあると考えておいたほうがいいでしょう」(東丸氏)

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