最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと

問題が起きればシステム改善 テーラーメードな医療のために

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 ルートマネジャーというポジショニングによって、役割責任が明確になり、他の担当者をサポートするという意識が芽生え、院内全体の一体感も生まれて調整がスムーズにいくようになりました。

 基本的に情報の一本化ができたため、たとえ急な往診の依頼が複数入ったとしても、その週のルートマネジャーに情報が集約され、すぐにルートの組み替えが可能になりました。

 患者さん側に立って改善を続け成長する在宅医療。これから求められる医療のカタチではないでしょうか。

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下山祐人

下山祐人

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

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