グアム島に入ってすぐに仲間のほとんどの兵士は無残に殺され、その後ひとり潜伏して、28年間もの長い間生きてきた。相談相手もいない孤独な中で、それを支えた「素朴な宗教心」とは、どんなものだったのでしょうか。本人しか分からないことなのかもしれませんが、しかし、彼が生きていくための術のひとつだったようなのです。
私たちは、大岡昇平の小説「野火」や、映画「ビルマの竪琴」などで、戦争中のジャングルでの生活を知ることができます。大変な、悲惨な、想像を絶する毎日です。
がんと向き合い生きていく