進行肺がん治療の最前線 新たな治療薬の承認で何が変わるのか

女性、60歳未満、非喫煙者に多い肺がんの新薬登場(C)日刊ゲンダイ

「従来の抗がん剤の奏効率は30~40%くらいなので、レットヴィモでは格段に高い治療効果が得られる可能性が高い。レットヴィモに限らず、分子標的治療薬は治療効果が高く、正常細胞への作用が少ないので一般的に毒性が軽く、QOL(生活の質)も高く保てます」

 従来の抗がん剤は脳関門を突破できず、それゆえ、がんの脳転移には効果を発揮できなかったがレットヴィモを含む分子標的治療薬は脳転移にも効果を発揮することが研究で分かっている。

 もしかしたら、今後は「肺がんはがんの中で死亡率トップ」と言われなくなるかもしれない。

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