それによると15日(土)20時台から21時台にかけて、関東や伊豆諸島など日本列島の南東側から同心円状に気圧の急上昇を示す赤色のマーカーが通過し、その後すぐに気圧の急降下を示す青色のマーカーが通過。気圧変化の幅はおおむね200パスカル程度と、低気圧や高気圧のような大きな変化ではなかったという。
よく、低気圧がくると頭痛がする、関節痛が起こるという人がいるが、200パスカル程度気圧が上がり、その後元に戻ったとしてもそれで体調が悪くなるということはないだろう。
では、噴火のそばにいたらどうだろう? 影響はないのだろうか?
「可能性としてゼロではないでしょうが、過去に噴火による空振で骨折した、内臓が破裂した、との報告はありません。そもそも空振で窓ガラスが割れるのは室内と室外の気圧差が大きくなるからで、人間には口や鼻などさまざまな腔があるし、密閉状態になりにくいからではないでしょうか」(前出の井口教授)