認知症を予防する補聴器のすべて

「性能」「機能」「デザイン」…子供用は大人用と何が違う?

写真はイメージ

 お子さんでは成長の過程で耳の穴の大きさが変化しますので、耳の穴に入れる耳栓(イヤモールド)は、その都度作り替える必要はあるでしょう。

 その他にも携帯電話と接続するアプリで一部機能が制限された子ども用のアプリもありますが、これは認知症のユーザーにも有効な、電池の誤飲防止のために電池ホルダーのチャイルドロックといった機能を持つ補聴器もあります。

 さらに汗の心配ですが、最近は充電機能を備え、電池ロッカーからの浸水の心配のない、高い防水・防塵(ぼうじん)機能を備えたものも発売されています。

 そんな子ども用に向け開発されたさまざまな機能も、これからの大人用補聴器の可能性も広げ相互に良い影響を与えあっていくことでしょう。

2 / 2 ページ

田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

関連記事