8年ぶり再開の子宮頚がん予防のHPVワクチン いま知っておくべきこと

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■問題視された安全性は?

 厚労省専門部会での議論が継続していたが、昨年11月、「安全性について特段の懸念が認められない」ため、2013年度の「差し控え」が廃止され、積極的勧奨が通常に戻った。

「接種後に生じた症状とHPVワクチンとに因果関係がないことは、名古屋市の大規模疫学調査、厚労省の全国疫学調査、海外での膨大なエビデンスではっきりと証明されていましたが、国の判断までに8年以上を要しました」

 HPVワクチンに限らず、どのワクチンも接種後に何らかの症状が出ることがある。たまたまワクチン接種に前後して体調不良が生じることも。体調不良の際には、まず接種医に相談。今では全国の自治体に相談窓口が設置され、医師会の手引書も作られている。

■だれが対象?

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