糖尿病治療ガイドライン(日本糖尿病学会)では正常範囲を4.6~6.2%とし、6.0~6.4%を「糖尿病の可能性が否定できない」、6.5%以上を「糖尿病が強く疑われる」としています。また、すでに糖尿病と診断されている場合には、合併症予防のために、HbA1cは7.0%未満を目標に、コントロールすることとなっています。
この米国の調査では、「高血圧」「男性」「腎障害」「肥満」もコロナの重症化リスクを高め、しかし血糖降下薬で治療を受けている人は重症化リスクが抑えられるという結果も出ました。コロナに感染した時、血糖降下薬のメトホルミンを服用していた糖尿病患者はICUの入院リスクが12%低く、メトホルミンとインスリンを使用していた人は入院リスクが18%低かったのです。
■感染2~3年前までさかのぼって調査しているところがポイント
進化する糖尿病治療法